フレコンバッグは重量物の運搬や保管にとても便利ですが、重量であるため取り扱い方を誤ると事故につながる可能性があります。 安全に使用するために、以下の点にご注意下さい。

ご使用前に確認頂きたいこと

  • 入念な点検: フレコンバッグを使用する前に、必ず目視で各部に異常がないか確認してください。特に、裁縫部分のほつれ、吊りロープやベルトの破損、表面生地の破れなどに注意が必要です。底部に不備がある場合、内容物の漏れや怪我につながる可能性があります。
  • ディスポーザブル使用: フレコンバッグは、基本的に使い捨てを想定して製造されています。点検して異常がない場合でも、再利用はお控えください。

充填作業と排出時の注意点

  • 吊りベルトの固定: 内容物を充填する際は、吊りベルトをフォークリフトや引っ掛ける場所にしっかりと固定し、投入口を広げてください。その際、破れや破損を防ぐため、投入口に不要な力をかけないように注意してください。
  • 片吊りの禁止: 片吊りの状態で内容物を投入しないでください。充填物が片寄ってフレコンの形状がいびつになり、作業の支障や吊りベルトの破損につながる危険があります。
  • 複数吊りの禁止: 複数のフレコンバッグを一つのフックで同時に持ち上げてご使用しないでください。バランスが崩れ、重量の重いフレコンバッグが落ちて怪我につながる恐れがあります。
  • 垂直吊り: 一本のフックでフレコンバッグを持ち上げる場合は、垂直に保ってください。内容物の片寄りなどで側面への損傷を防ぐためです。
  • クレーンやフォークリフトの点検: クレーンのフックやフォークリフトの取扱い装置に突起物や鋭利な箇所がないか確認してください。バッグの破損につながる恐れがあります。
  • 吊り下げたバッグの下への立ち入り禁止: 吊り上げられたフレコンバッグの下に入り込んだり、物を置いたりしないでください。また、搬送や排出時も十分に気をつけた上で作業を行ってください。
  • 最大充填量の遵守: 最大充填量を超える内容物や量を入れないでください。フレコンバッグの破損の原因となります。充填後は、フレコンバッグ投入口の紐でしっかりと縛ってください。
  • 指定内容物の遵守: 決められた内容物以外は充填しないでください。
  • 温度制限の遵守: 決められた温度以上の内容物を充填しないでください。フレコンバッグの強度が劣化し、破損の原因となります。

安全な作業のために、上記の注意事項を順守し、適切な取り扱いを行ってください。